暑い日に外出する際には、熱中症を予防するために、首筋や脇の下、鼠蹊部などの太い血管を冷やすと良いと耳にしたことがあるかもしれません。これらの部位には、体全体を循環する血液を流す太い血管が通っています。そのため、これらの部位を冷やすことで熱中症に対抗できると言われています。逆に言えば、これらの部位を冷やさないように気をつけることも重要です。具体的には、首筋が冷えると頸動脈を流れる血液も冷えてしまい、それが体全体に影響を及ぼす可能性があるのです。
脇の下や鼠蹊部は普段から防寒対策を施していることが一般的でしょうが、首元が露出してしまうことはよくあります。首元が冷えると、血管が冷やされてしまい、最終的には全身が冷えてしまう可能性があります。外出時にはマフラーを巻くことで、この首からの冷気を遮断し、ヒートショックを予防する簡単な方法となります。
外出時の危険②
