骨を鉄筋コンクリートに例えると

骨は、鉄筋コンクリートに例えられることがあります。鉄筋が鉄筋コンクリートの強度を支えるように、骨の主成分である線維状たんぱく質であるコラーゲンが、骨を支える役割を果たしています。鉄筋に囲まれたコンクリートが、カルシウムやリン酸の結晶でできているように、骨も周囲を固めるミネラルで構成された骨基質たんぱく質が存在しています。この骨基質たんぱく質とミネラルを合わせて、「骨量」と呼ばれています。骨中の成分のうち、水分を取り除いた場合、骨基質たんぱく質などの有機成分が20~30%、ミネラルなどの無機成分が60~70%を占めています。

骨量を直接体外から計測することはできませんが、代わりに一定体積当たりのミネラルの量を測定して、「骨密度」という値を算出します。この骨密度が低下すると、骨がスカスカになっている危険があり、将来的に骨粗鬆症のリスクが増加する可能性があります。

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