「過敏性腸症候群」別名「各駅停車症候群」

電車内で急な腹痛に襲われ、次の駅まで我慢するのがやっとだった経験はありませんか?もし頻繁に起こるようでしたら、それは「過敏性腸症候群(IBS)」かもしれません。IBSは、ストレスを主な原因として、腹痛を伴う便通の異常を引き起こすと考えられています。便秘が続くタイプと下痢が続くタイプがあり、両方の症状を交互に繰り返す方もいます。突然の便意への不安から快速列車に乗ることが難しくなるため、「各駅停車症候群」とも呼ばれることがあります。

現在、日本人の10~20%がIBSであるとも言われており、特に40代・50代の管理職世代や小中学生での増加が注目されています。

新生活で疲れが出やすいこの時期は、特にストレスを溜め込まないことが重要です。仕事や勉強に無理をしすぎず、完璧主義になりすぎないように意識しましょう。食事の面では、便秘気味の方は食物繊維と水分を積極的に摂り、海藻類や豆類を日々の食事に取り入れてみましょう。下痢気味の方は、アルコールや香辛料を控えることが大切です。また、どちらのタイプの方も、便意の有無にかかわらず、毎朝食後にトイレに行く習慣をつけることをお勧めします。

もし症状が改善しない場合は、つらい腹痛でトイレに駆け込む前に、早めに医療機関を受診してください。

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