暑い日が続きますが、体調はいかがですか? ぜひ鏡で舌をチェックしてみましょう。
もし舌の上に苔のようなものがたくさん生えていたら、それは「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる付着物です。健康な時は薄く付く程度ですが、胃腸の不調や寝不足の時に増えると言われています。特に、舌の色が見えないほどびっしりと付いている場合は注意が必要です。
舌は「健康のバロメーター」とも言われ、東洋医学では古くから「舌診」として健康状態の診断に用いられてきました。舌苔だけでなく、舌の厚みや色からも体の状態を知ることができます。
〔舌の厚み〕
・薄い場合:水分や栄養が不足しているサインです。
・腫れぼったい場合:体内に余分な水分が溜まっているサインなので、新陳代謝を促すようにしましょう。
〔舌の色〕
・淡紅色(健康な状態)
・白っぽい場合:体が冷えている状態を表します。
・赤みを帯びている場合:体に熱がこもっている状態です。
・紫がかった暗い色の場合:血液の循環が悪くなっている可能性があります。
意外と見過ごしがちな舌のサインですが、生活習慣を見直す良いきっかけになるかもしれませんね。