つながりは量も質も大事

社会的なつながりが希薄な状態を表現する言葉として、「孤独」と「孤立」があります。「孤独」は、心のなかで感じる寂しさや主観的な感情を指し、「孤立」は、客観的に見て他者とのつながりが少ない状態を指します。どちらの状態も、心身の健康に悪影響を及ぼすといわれています。

しかし、孤立している人が必ずしも孤独を感じているとは限りません。人が心地よいと感じるつながりの「量」や「質」には、個人差があります。たとえば、友人関係が豊富で孤立とは無縁に見える人でも、実は孤独を感じている場合があります。反対に、友人が少ないために孤立しているように見えても、そのわずかなつながりに満足し、孤独を感じない人もいるのです。

ただし、たとえ少数のつながりで満たされている場合でも、その関係が何らかの理由で途絶えてしまうと、完全に孤立してしまうリスクをはらんでいます。したがって、社会的なつながりにおいては、「量」と「質」の両方が重要であるといえるでしょう。

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