過敏性腸症候群(IBS)② と診断されるとき

IBSは、「腸の検査をしても、ただれや腫瘍など、目に見える異常がない」ことが前提で、とても重要なポイントです。

ネットの情報を見て「ストレスでお腹の調子が悪いから、きっとIBSだ」と自分で判断してしまう人が増えていますが、これは大変危険です。

症状がそっくりでも、実は大腸がんや潰瘍性大腸炎など、別の深刻な病気が隠れている可能性があるからです。

特に40歳以上の方は、自己判断で受診が遅れると、大腸がんの発見が遅れることにもなりかねません。

「お腹の調子が悪い」のは、あくまで「お腹」の病気です。原因にストレスが関わっていても、まずは胃腸の専門医である消化器内科を受診し、大腸内視鏡検査などで他の病気がないか確認することが、正しい診断への第一歩です。

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