過敏性腸症候群(IBS)の主な原因として、自律神経の乱れによる腸の過敏な動きと、お腹の筋肉の緊張があります。この緊張を解消し、自律神経のバランスを整えることで改善をめざします。
過敏性腸症候群(IBS)の方のお腹には、特徴的な硬い部分(緊張)が見られます。この硬さを細かく触り、対応した手足などのツボに鍼をします。お腹に直接鍼を打つことはほとんどありません。離れたツボを刺激することで、お腹の緊張を緩めていきます。
また、鍼の刺激は副交感神経を優位にし、リラックスを促す作用があります。鍼をすると幸せホルモンといわれるオキシトシンが出ることがその要因です。ストレスの影響で乱れた自律神経のバランスを整えるのに特に有効です。これにより、腸の過剰な収縮運動を落ち着かせ、腹痛や便通異常の改善につながることが期待されます。

 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			