感情の激昂を「頭に血がのぼる」と表現するように、怒りは心だけでなく身体に大きな負担をかけます。怒りを感じると自律神経が乱れて心拍数や血圧が急上昇し、血流の悪化を招くことで細胞の栄養不足や老廃物の蓄積を引き起こします。さらに、怒りによって発生する活性酸素は体を酸化させ、老化や不調を加速させる原因にもなりかねません。怒りを溜め込まず吐き出すことも大切ですが、感情に任せてしまうと自律神経の乱れが長引くため、まずは一呼吸置いて冷静さを取り戻すことが重要です。
心理トレーニングのアンガーマネジメントでは、怒りのピークをやり過ごすために「6秒」待つことが推奨されており、古くから格言でも数えることの重要性が説かれています。また、口角を上げて作り笑いをするだけでも、リラックスを司る副交感神経が働き、過剰な興奮を抑える効果が期待できます。
