肥満の治療で、医療現場では「よくかんでゆっくり食べましょう」とよく指導されます。食事をよくかむことは、消化を助けるだけでなく、早く満腹感を得られて食べ過ぎを防ぐ効果もあります。しかし、具体的にどうすればゆっくり食べられるのかは、あまり分かっていませんでした。
同じカロリーのピザとハンバーグ弁当を41人のボランティアに食べてもらい、食事にかかる時間や、かむ回数を調査。弁当については、野菜を最初に食べる場合と最後に食べる場合で比較しました。
その結果、弁当はピザよりも食べる時間が長くなることが分かりました。ピザと比べると、野菜を先に食べても後に食べても、有意に時間がかかっています。一方、野菜を食べる順序や、かむ回数そのものには大きな差はありませんでした。
ピザのようなファストフードは片手で食べられ、一口の量が多くなりがちです。そうした食事習慣が肥満につながりやすいのです。弁当のように、料理が個々に分かれているものを、一口の量を少なめに意識して食べるのが良いそうです。
