私には、5年くらい前から、気になる症状があります。「動悸」です。かかりつけ病院で、気になり度が上がるたびに行き、その都度、検査しましたが、異常なし。なので漢方内科に通って漢方薬を飲用していました。2年前、漢方内科が閉院したため、漢方薬、フェードアウト。
今まで自分でトライしてきたのは、お灸、10秒呼吸法、井穴刺絡(せいけつしらく)、鍼も時折。気になり度は下がりつつありますが、この症状を聞いてみようと、勉強会でご一緒させていただいている鍼灸師の先生のところへ伺いました。
【同じ鍼のやり方をされている杉山先生】
杉山先生は、「整動鍼」という鍼のやり方をされています。痛いところ、動かないところに関連するツボに鍼をして改善する、という鍼の歴史の中ではとても新しい考え方に基づくやり方です。即効性、少ない鍼が特徴的です。
【動悸の症状に対して】
問診票に基づき、いままでの経過をしっかりと聞いてくださいました。話していると、辿ってきた様子が整理されていきます。以外と病院に行っていたことも思い出しました。
患者着にきがえて、施術開始。座った状態で、背中に触れてもらうと、縦に張っている感じがわかりました。そこで背中にあるツボに鍼をすると、背中の張り感が和らぎました。動悸の症状は出ていなかったため、その即効性はわかりませんでした。その次に、仰向けでお腹をあたためる箱灸をしている間に、腕と頭に鍼をしていきます。足先の冷えがやや解消していきました。使用した鍼の本数は4本です。
再度、座ってからだの確認。からだ全体の緊張感が減っているようです。この症状だと、週1回、5回程度の来院が目安とのこと。
【1日経って】
動悸のひどい症状がありませんが、からだがいつもより軽く感じられます。杉山先生、ありがとうございました。