大杉美奈– Author –
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夏バテと食材
あっさりとした食事は、体を温める食材が不足しがちなので注意が必要です。 体を温める効果のある香辛料には、カラシ、コショウ、ショウガ、唐辛子があります。野菜では、カボチャ、玉ねぎ、ニラ、ネギなどが体を温めます。また、イワシ、マグロ、羊肉、鶏... -
汗によって失われる栄養素
夏の暑さで汗をかくと、体から水分だけでなく、塩分やその他のミネラルも失われます。しかし、忘れられがちなのが、水溶性のビタミンB群とビタミンCも汗とともに体外へ排出されてしまうことです。 夏バテを防ぐためには、食事の内容にも注意が必要です。そ... -
疲労回復物質を増やす食べ物
特定の食べ物、特にイミダゾールペプチドを含むものが「FR(Fatigue Recovery)」を増やすと考えられています。イミダゾールペプチドは、カルノシンやアンセリンといったアミノ酸結合体の総称です。 数千キロメートルも休まずに飛び続ける渡り鳥や、常に泳... -
疲労回復物質を増やすには
FR(Fatigue Recovery)の分泌を増やし、その働きを強めるためには、主に自律神経のバランスを整え、副交感神経を優位にすることが重要だと言えます。そして、そのための具体的な方法として「リラックスタイム」を設けることと、「十分な睡眠」を確保する... -
疲労回復物質と夏バテ
長い間、疲労の原因は乳酸だと考えられてきました。激しい運動によって乳酸が蓄積されることがその理由とされていましたが、この説は現在否定されています。それどころか、乳酸には疲労回復を促す働きがあることが分かっています。 では、一体何が疲労を引... -
発汗とうつ熱
発汗は、うつ熱を解消し、体温を調整する上で非常に重要です。体は暑さを感じると、汗腺から汗を分泌し、その汗が蒸発する際に気化熱を奪うことで体温を下げます。このプロセスで、汗腺は血液から塩分を吸収し、その塩分に水分が集まって汗として体外に出... -
うつ熱と夏バテ
私たちの体はもともと、表面と深部で温度差があります。多くの専門家が、この深部体温が下がるタイミングで眠りにつきやすくなると指摘しています。 特に注意が必要なのは、下半身が冷えがちなケースです。冷え性の方の70%以上が「下半身型冷え性」だと言... -
夏バテが起こるのは
夏バテは病名ではありませんが、毎年夏になると「食欲不振」「全身倦怠感」「不眠による疲労蓄積」といった体調不良を訴える人が増えるのは事実です。 夏バテの要因として以前からよく挙げられてきたのは、水分、ビタミン、ミネラルの不足です。 暑い環境... -
夏バテにウナギ
日本の夏は高温多湿で汗をかきやすく、水分を多く摂るため、消化機能が低下し、栄養不足や抵抗力の減退を招きがちです。そこで役立つのが、栄養豊富な食材です。 ウナギは、消化を助け抵抗力を高めるビタミンAが、牛肉の約150倍も含まれています。この点か... -
夏風邪に吸入器の活用
喉が乾燥すると、異物を排除する機能が低下してしまいます。夏風邪の対策として、吸入器を使って喉を加湿するのはいかがでしょうか。 また、ご高齢の方は、熱中症や脱水症対策の十分な水分補給と合わせて、喉の潤いを保つことにも意識を向けてみてください。