大杉美奈– Author –
-
ムカムカしないための食生活
夏の暑さで、冷たい飲み物が恋しい季節。しかし、飲みすぎると胸焼けの原因になることがあります。胸焼けは、胃酸が食道に逆流して起こる「逆流性食道炎」という病気の症状の一つです。炭酸飲料やアルコール類は胃を圧迫し、胃酸の逆流を招きやすいため、... -
増やすことができる毛細血管
年を重ねると、シミ、シワ、白髪といった見た目の変化が増えてきます。しかし、これらは単なる見た目の老化ではなく、体の内部にある毛細血管の老化が関係しているかもしれません。 毛細血管は、細胞に酸素や栄養を届け、老廃物を回収するという重要な役割... -
夏でもお風呂に入ったほうが良い理由
夏になると、シャワーだけで済ませてしまう人も多いかもしれませんが、夏でも毎日湯船に浸かることをおすすめします。 夏の入浴には、主に清潔面と健康面で多くのメリットがあります。汗をかきやすい夏は、シャワーだけでは落としきれない毛穴の奥の汚れが... -
いい香りのいい話
橘の花の香りを嗅ぐと、昔恋しかった人の袖の香りを思い出す。これは『古今和歌集』に収められた夏の歌です。橘の香りが昔の恋人の記憶を呼び覚ますという、何ともロマンチックな歌ですね。 香りから記憶が蘇るという現象は、小説の中でも描かれています。... -
玄米は健康にいい?
昔から健康食として知られる玄米は、ミネラル分が豊富です。玄米ご飯100gには、カリウム95mg、カルシウム7mg、マグネシウム49mg、リン130mgが含まれています。これは、精白米に含まれる各ミネラル量(カリウム29mg、カルシウム3mg、マグネシウム7mg、リン3... -
ごまの栄養素と効率的な摂取方法
ごまには、肝機能を高めたりアンチエイジングの効果が期待されているゴマリグナンという抗酸化成分が含まれており、その中でも特に知られているのがセサミンです。また、ごまに含まれる不飽和脂肪酸にはコレステロールや中性脂肪を下げる働きが期待できる... -
ひじきの鉄分は
昔から鉄分が豊富だと言われてきたひじきですが、その理由は鉄釜で煮ることにあったという報道が注目を集めました。食品標準成分表によると、鉄釜で煮て乾燥させたひじきには100gあたり58.2mgの鉄分が含まれる一方で、ステンレス釜で煮たものにはわずか6.2... -
大豆製品、きな粉がからだにいい?
豆はたんぱく質をはじめとする栄養が豊富な食材ですが、その摂取量には注意が必要です。 きな粉は、記事などで「豆腐の5倍以上のたんぱく質が含まれている」と報じられることがあります。100gあたりのたんぱく質量を比較すると、きな粉が約37gであるのに対... -
栄養豊富な海苔ですが
私たちが健康を維持するためには、たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった基本的な栄養素をバランスよく摂取することが不可欠です。それに加えて、個々の状況に応じて必要な栄養素を補うことが大切です。 例えば、貧血対策には... -
夏バテ対策の入浴法
夏に感じるだるさや不調は「夏バテ」と呼ばれ、その主な原因は自律神経の疲れにあります。夏は、蒸し暑い屋外とエアコンの効いた室内との間に大きな温度差が生じます。この急激な温度変化に対応するため、体温調節を担う自律神経、特に交感神経が活発にな...