MCI(軽度認知障害)の診断では、年齢や教育歴が考慮されます。特に、同年代の人々と比較して認知機能が低下しているかどうかが重要です。また、元々認知能力が高かった人の場合、わずかな認知機能の低下が見られるだけでMCIと診断されることがあります。
MCIは「健忘型MCI」と「非健忘型MCI」に分けられます。健忘型MCIは主に記憶障害(物忘れ)が特徴であり、非健忘型MCIは物忘れがない代わりに他の認知機能に障害が見られるタイプです。
MCIは認知症とは異なる段階ですが、認知機能の低下が徐々に進行するため、MCIと認知症の境界を明確にするのは難しいことがあります。ただし、MCIの患者は自分の症状を自覚していることが多いのに対し、認知症になると自己認識が失われ、本人が認知機能の低下に気づきにくくなり、家族が変化に気づくことが多くなります。また、MCIの段階では日常生活に大きな支障はありませんが、認知症と診断されると日常生活にも影響が出ることが一般的です。
MCI(軽度認知障害)の診断
