加齢で聞き取りにくくなったら

意識せずに使っている耳、健康状態についてはあまり気にしたことがない、という方も多いのではないでしょうか。耳が老化すると聴力が低下するのは年を重ねた人が経験するところです。人間の声は、低い周波数の母音と高い周波数の子音でできています。しかし、加齢とともに音を感知する細胞が減少し始めます。その結果、高周波の音が聞き取りにくくなり、話し声などが聴き取りにくく感じるようになるのです。さらに、補聴器を装着していると、冷蔵庫のブーンや水槽のブクブクといった音が聞き取りにくさの原因となることがあります。しかし、簡単な工夫や環境の変化で解決できることもあるので、試してみる価値はありますね。

高齢の方々や耳が遠い方へのコミュニケーションでは、特に配慮が必要です。大きな声を出すよりも、口の動きが見えるような静かな場所で、ゆっくりと丁寧に話しかけることが大切です。口の形や表情を見せることで、相手がより理解しやすくなります。部屋の中には、厚手のカーテンやカーペットを設置することで、雑音を吸収し、音をはっきり聞き取りやすくする効果があります。また、ストレスは耳にとって大きな敵です。耳鳴りやめまいの原因になる可能性があるため、ストレスを軽減する工夫も大切です。大切な耳を健康に保つために、家族の声や好きな音楽を楽しむことも大切です。どうか、いつまでも健康で元気な状態を保ちたいですね。

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鍼灸マッサージ師をしています。
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