【本当に良くなったのかどうか、実感が持てずに帰してしまったことはないか】
合宿の要綱に書いてあったこの一文。帰してしまったどころか、かなりの頻度で感じている現実。セミナーや勉強会に参加しているけれど、こなす内容の多さについていけてない力のなさ。合宿という響きに、何かをつかみとれないはずはない!と参加を決意。行ってまいりました。
【コツの応酬】
会場は、さいたま市の会館。駅からせっせと歩くこと約20分。昭和の香りがただよう古き良き建築物。畳敷きの部屋で開催。畳って、なんでこんなにほっとするんですかね。
内容は、脊柱をすばやく数えるコツやら、正確な位置のとり方の確認をした後、2人1組になっての練習。いつも、勉強会で繰り返しやっていることだけど、ちょっといつもと違うやり方でやってみると、やれる気になるのは不思議。振り返ると、いつものセミナーが「明日から臨床で使える鍼のやり方」だとすると、合宿は「明日から臨床で鍼を使うための基礎練習」って感じ。
皮膚に触れる「触診」もついつい、「探しにいく」ことをやってしまいがち。探しに行くのではなく、触れて他と違う感触に気づくことが大事なんだとか。うーん、毎回探しに行ってたぞ。
などなど、意識していないと、今までの自分のやり方でやってしまう、考えもつかないようなことばかり。今回の合宿で一皮むけたのは間違いありません。