新しい年も半月すぎました。新しいことに挑戦したいと思っている方へ、ぜひおすすめしたいことがあります。それは、朝の時間を有効活用することです。多くの人が夜遅くまで勉強や仕事に取り組んで頑張っているようですが、効率の面から言えば、それは少し疑問。実は、一日のうちで私たちの集中力が最も高まるのは、一般的に朝とされているのです。夜の脳は、疲労困憊だけでなく、日中に受け取った様々な情報がごちゃごちゃと詰め込まれた状態となっています。睡眠は、その疲労を取り除きながら、情報を整理し、作業効率の高い脳内環境を作り出してくれるのです。
とはいえ、突然夜型の生活から朝型の生活に変えることは容易ではありません。まずは、定期的な生活リズムを確立することが非常に重要です。実際、地球の自転周期は24時間ですが、人間の生体時計は25時間周期を持っています。この時計のずれを調整する鍵となるのは、太陽の光です。朝の日光を浴びることによって、生体時計がリセットされ、朝を起点としたリズムが作り出されます。また、睡眠を誘発するホルモンである「メラトニン」の分泌は、光を浴びてから約14時間後に始まります。朝の活動は、自然と早寝に繋がるというわけです。この時期、朝の冷たさも和らいでいますので、気持ちのいい朝の時間を無駄にすることは勿体ないですよ。