皮膚の下に水分がたまる「むくみ」とは

年末に向けて忙しくなる時期。遅くまで仕事をしていると、靴や指輪がきつくなることはありませんか。今日一日で太ってしまったんでしょうか。いえいえ、おそらく「むくみ」です。

【むくみのしくみ】


むくみは、毛細血管からしみ出た水分が、静脈やリンパ管に吸収されず、皮膚の下にたまってしまった状態です。よくある原因は、座りっぱなしの仕事や立ったままの仕事などで、同じ姿勢のまま脚を動かさないことです。ふくらはぎは、筋肉を収縮させて、脚の水分を心臓に戻します。脚を動かさずにいると、この働きが弱くなってしまい、水分が循環しづらくなります。長時間同じ姿勢でいるときは、ときどき足首を回したり、つま先を上下に動かすようにするのが予防です。

【むくみの原因は他にも】


塩分の摂りすぎでむくむことがあります。濃くなった塩分濃度をもとの濃度に薄めようとして、体内に水分がたまってしまうことによります。塩分の排出を促す野菜は、白菜やニラです。血行を良くするネギやニンニクなどもおすすめ。長期間にわたり、むくみが続く場合は、腎臓や肝臓の機能が低下していることがあります。ご注意ください。むくみは、体の水分代謝がうまくいっていないから起こります。よくむくみが出るという方は、日々の暮らしを見直してみるのもよいかもしれません。

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鍼灸マッサージ師をしています。
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