大杉美奈– Author –
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骨を健康に保つために
日本人が不足しがちな栄養素のトップに挙げられるのがカルシウムです。カルシウムを多く含む食品は、牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品だけでなく、イワシやちりめんじゃこなどの小魚、納豆や豆腐、ゴマ、小松菜などもあります。ただし、カルシウムは... -
骨の健康に必要な栄養素
骨の構成成分であるコラーゲンは、アミノ酸の一種であり、主にプロリンとリジンから構成されています。この合成を促進するのがビタミンCであり、その他にも骨形成を助けるビタミンAや、コラーゲンの酸化を防ぐ抗酸化作用を持つビタミンEが重要です。また、... -
骨とビタミンD
ビタミンDは、骨の健康を保つために欠かせない重要な栄養素です。このビタミンは、主に小腸でカルシウムの吸収を促進する働きがあります。さらに、血液中のカルシウム濃度が低下すると、ビタミンDは骨からカルシウムを溶かし出し、肝臓でのカルシウム再吸... -
骨に必要な栄養素
骨を強化するためには、カルシウムが重要だと良く言われます。先ほど述べたように、カルシウムはリンと一緒に作用することで、コンクリートのような骨の構造を形成します。さらに、鉄筋の役割を果たす骨基質タンパク質は、コラーゲンに加えてオステオカル... -
骨の4つの役割
骨は人体において非常に重要な役割を果たしています。まず第一に、骨は体の構造として機能し、身体を支えて運動を可能にしています。その他にも、内臓を保護する防護装備のような役割や、カルシウムを貯蔵している蓄え倉のような役割、そして血液を作る骨... -
骨を鉄筋コンクリートに例えると
骨は、鉄筋コンクリートに例えられることがあります。鉄筋が鉄筋コンクリートの強度を支えるように、骨の主成分である線維状たんぱく質であるコラーゲンが、骨を支える役割を果たしています。鉄筋に囲まれたコンクリートが、カルシウムやリン酸の結晶でで... -
骨量の話
思春期の時期には、新しい骨が形成される速度が骨が吸収される速度を上回るため、骨の量が増加します。20代から40代の期間では、このバランスが維持され、一定の骨量が保たれますが、その後は骨の吸収が勝ることが増え、骨量が減少します。特に閉経期と呼... -
骨はこうしてつくられる
骨を健康に保つためには、骨の生成プロセスを理解することが肝要です。骨は20歳頃までに形成され、40歳頃までは一定の骨密度を維持しますが、40歳を過ぎると骨密度が次第に減少していきます。骨は絶えず再構築されています。まず、「破骨細胞」が骨を破壊... -
身体活動が減少すると
骨折や転倒事故が発生する確率がわずか11.8%という数字を聞いたとき、「それほど深刻な問題ではないのかもしれない」と思われるかもしれませんが、実際には、外傷による身体活動の減少がさらなる危険を引き起こす可能性があります。例えば、骨折がなくて... -
介護が必要となった主な原因
健康を保つことが難しくなる原因は何が考えられるでしょうか。必要となるケアが増える主な原因を見ると、1番は脳卒中(18.5%)で、2番は認知症(15.8%)、3番は高齢による衰弱(13.4%)、4番は骨折や転倒(11.8%)、5番は関節疾患(11.9%)、6番は心...