朝ごはんのチカラ

この季節、暖かい布団の中から出るのがつらいですね。朝、挨拶も食事もせずに出かける人が増えているかもしれません。

英語で「朝食」を表す言葉は”breakfast”。この言葉の由来は、”断食(fast)を破る(break)”という意味からきています。朝食を摂ると、睡眠中に下がった体温が上昇し、身体のだるさが取れます。また、食事によって脳にブドウ糖が供給され、脳の働きが活性化します。その結果、集中力が高まります。朝食はまさに、朝の眠さやだるさを取り除く大切な食事なのです。また、朝食をとることが知能テストの成績を向上させるという研究結果もあり、朝食を重視する学校が増えています。

朝食に関する重要性は子供だけでなく、大人にも関係してきます。例えば、朝食を抜くと昼や夜の食事で摂取した糖の吸収や血糖値の上昇が急激になります。糖尿病のリスクが高い人は特に注意が必要です。さらに、朝食を習慣的に抜くと、血圧やコレステロール値が上昇し、肥満や生活習慣病につながる可能性があります。このように、朝食は親世代にも深く関わる問題なのです。理想的な朝食は、炭水化物、タンパク質、ビタミンなどをバランスよく摂取することです。そして、家族とのコミュニケーションを楽しむ時間を作ることも重要です。家族全員で朝食を楽しむことが、最高の栄養源となるのではないかと思います。

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