呼吸筋にも影響する姿勢の悪さ

立っている状態や歩いている時、そして座っているときに、ついつい自分が猫背になってしまっていることがありませんか?実は、自分の姿勢に気づくのは意外と難しいものです。猫背になると、胸郭の広がりが制限されることがありますが、その原因は肩甲骨の位置が正しくないことにあります。肩甲骨の適切な位置を保つことで、肩甲骨と肋骨をつなぐ前鋸筋という筋肉が適切に働き、胸郭が自然に広がりやすくなります。

菱形筋は、その名前とは異なり、呼吸には直接関係せず、むしろ肩甲骨を内側に引き寄せる役割を持つ筋肉です。菱形筋の活動が低下すると、肩甲骨が外側に広がり、猫背になりやすくなってしまいます。この状態では、胸郭の動きが制限されることがあります。

特に現代社会では、デスクワークや長時間スマートフォンやパソコンを使用する機会が増えており、姿勢が悪くなりがちになっています。

「フォワードヘッド&ラウンドショルダー」という姿勢は、特有の特徴を持っています。

まず、この姿勢では、呼吸を助けるために肋骨を引き上げる「小胸筋」が硬直してしまい、その結果胸の前側から肩甲骨が引っ張られるような感覚が生じやすくなります。さらに肩甲骨が外側に開き、肩が前に巻き込まれやすくなる傾向があります。

また、肩甲骨が上に引き上げられ、頭が前に突き出る状態になるため、首の後ろの筋肉が常に緊張していることになります。このため、肩こりの原因となることも少なくありません。

さらに、この姿勢は胸郭の動きを制限するため、呼吸が浅くなりやすいという特徴もあります。したがって、身体に必要な酸素を摂取するためには、呼吸の回数を増やす必要が生じます。

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